商奉行のデータを使った営業部門向けダッシュボードを作成する

610-40 | 他システム

完成イメージ

このダッシュボードは、商奉行から連携したデータを使用した案件担当者向けの営業ダッシュボードです。
商奉行から連携したデータを使った営業管理ダッシュボード

データアプリ

アプリの関係性

このダッシュボードには複数のアプリのデータが可視化されています。
各アプリの関係性は、商奉行からデータ連携した①売上実績アプリとkintoneにある予算管理アプリをkrewDataで集計し、②予実集計アプリへと出力しています。

また、上記とは別にkintone内で完結する③案件管理アプリも使用します。


ダッシュボードの中央にある担当者別の実績は①売上実績アプリのデータを使用し、右のピボットテーブルでは②予実集計アプリのデータを使用した担当者の売上状況、左側には③案件管理アプリを使用した全案件の集計値を表示します。

商奉行からデータ連携した営業ダッシュボード

売上管理アプリ

  • 商奉行から連携した売上実績を管理するアプリ
    担当部門・商品・売価金額に加え、請求先情報も網羅されている
売上実績アプリ


補足
奉行クラウドのデータをkintoneに連携するための連携機能が提供されています。連携の概要については下記をご覧ください。
https://www.obc.co.jp/landing/kintone_user

予実集計アプリ

  • 予実集計に必要な目標金額と実績金額を入力したアプリ
予実集計アプリ

補足
本アプリはkrewDataによる自動集計を利用しています。 設定の詳細は下記ご覧ください。
≫ https://krewdata-drill.mescius.jp/entry/drill-actual-situation-akinaibugyo/

案件管理アプリ

  • 担当者別の案件の見込み時期や金額、確度の管理を行うアプリ
案件管理アプリ

表示データの絞り込みについて

krewDashboardではグラフ配置後に「全体検索」機能を使用してデータアプリから取得するデータを絞り込むことができます。運用にあわせて必要なデータだけを対象に設定してください。

表示データの絞り込み

1.全案件の総計を表示する

全案件数

  1. ナンバーをページエリアにドラッグ&ドロップで配置し、「案件管理」アプリを選択する
  2. 右のフィールドエリアで、値に「レコード番号」を設定する
  3. 同じエリアにてタブを「書式」に切り替え変え、比較方法を「値」に設定する
  4. グラフのタイトルを変更する
    ・グラフのタイトル部分をクリックすると書式に編集項目が表示される
    ・「タイトル」という項目に「全案件数」と入力してグラフのタイトルを変更する

全案件金額

  1. ナンバーグラフの複製
    ・先ほど作成した全案件数を右クリックしグラフをコピー、何もないスペースで再度右クリックして貼り付けする
    グラフのコピーアンドペースト
  2. 新しく作成したナンバーの値に「小計」を設定する
    値に小計を設定
  3. ナンバーグラフのタイトル部分をクリックして「全案件金額」に変更する
    タイトル変更
  4. 書式のグラフエリアの設定、またはサイズ調整バンドルでサイズ調整する
    サイズ調整

2.担当者ごとの実績金額を表示する

担当者別当日実績

  1. ピボットテーブルをドラッグアンドドロップで配置し、「売上実績」アプリを選択する
    アプリの指定
  2. フィールド設定で、行に「担当者名」、値に「売価金額」を設定する
    フィールド設定
  3. フィルタとソートをクリックし下記のように設定する
    ・集計元データのフィルタ:売上日付 =(等しい)今日
    今日のデータにフィルタリング
    補足
    本記事の最下部からダウンロードいただけるサンプルファイルはサンプルデータの期間内でデータ表示できるよう特定の日付を指定して設定しています。
    サンプルファイルをそのまま実装する場合は上記設定を参考にフィルタを調整してください。
  4. 項目名の変更
    ・「売上売価」の歯車アイコンをクリックし設定画面を開く
    ・名前の指定を「当日実績」に変更する
    項目名の変更

3.フェーズ別の案件状況を表示する

フェーズ別案件数

  1. じょうごをページエリアにドラッグ&ドロップで配置し、「案件管理」アプリを選択する
    じょうごを配置
  2. フィールド設定で下記のように設定する
    ・凡例(系統):確度
    ・値:レコード番号
    じょうごのフィールド設定
  3. フィールド設定のフィルタとソートをクリックし下記のように設定する
    ・集計元データのフィルタ:確度 次のいずれも含まない 受注済にチェック
    フィルタリング
  4. グラフ中央に各確度の件数を表示するため下記の設定を行う
    ・上部のリボンエリアをデザインタブに切り替え「グラフ要素の追加」をクリック
    ・データラベルから中央を選択

    データラベルを追加
  5. グラフのカラーを変更するために下記の設定を行う
    ・同じくデザインタブから「色の変更」をクリック
    ・上から3番目のカラーセットを選択する
    グラフカラーを変更する
  6. タイトルをクリックし、グラフタイトルの設定に「フェーズ別案件数」を入力
    タイトル変更

フェーズ別金額

  1. 作成済みの「フェーズ別案件数」を右クリックでコピーし、すぐ下のエリアに張り付ける
  2. グラフタイトルを「フェーズ別金額」に変更する
    じょうごを複製する
  3. フィールド設定の値を「小計」に変更する
    タイトルを設定する

3.担当者別予実データを作成する

担当者別予実データ(当月)

  1. ピボットテーブルをドラッグアンドドロップで配置し、「予実集計」アプリを選択する
    ピボットテーブルを配置
  2. 下記の手順で達成率の項目を追加する
    ・リボンエリアのデザインから「集計フィールド」をクリック
    ・名前に「達成率」と入力
    ・数式の編集をクリックして下記の数式を入力
     NUMBER_実績金額/NUMBER_目標金額
    ・OKをクリック
    ・名前項目の右にある「追加」をクリック
    達成率の設定
  3. 下記の手順で売上残の項目を設定する
    ・名前に「売上残」と入力
    ・数式の編集をクリックして下記の数式を入力
     NUMBER_目標金額-NUMBER_実績金額
    ・関数の挿入画面をOKで閉じ、名前項目横の「追加をクリック」
    ・集計フィールド画面でOKをクリックして保存する
    売上残の設定
  4. フィールド設定で下記のとおり設定する
    ・行:担当者/部門
    ・値:目標金額/実績金額/達成率/売上残
    ※達成率と売上残は先ほど設定した集計フィールドが選択項目に反映されている
    ピボットのフィールド設定
  5. 目標金額の歯車マークをクリックし下記の設定を行う
    ・名前の指定:合計 目標金額 → 目標金額
    ・表示形式を開き、ユーザー定義の種類に「,##0,千円」を入力
    目標金額の詳細設定
  6. 実績金額の歯車マークをクリックし下記の設定を行う
    ・名前の指定:合計 実績金額 → 当月実績金額
    ・表示形式を開き、ユーザー定義の種類に「,##0,千円」を入力
    実績金額の詳細設定
  7. 達成率の歯車マークをクリックし下記の設定を行う
    ・名前の指定:合計 達成率 → 達成率
    ・表示形式を開き、パーセンテージに設定
    達成率の詳細設定
  8. 売上残の歯車マークをクリックし下記の設定を行う
    ・名前の指定:合計 売上残 → 売上残
    ・表示形式を開き、ユーザー定義の種類に「,##0,千円」を入力
    売上残の詳細設定
  9. フィルタとソートで下記を設定する
    ・フィルタ:年月 =(等しい) 今月 すべて
    ・ソート :担当者 値 当月実績金額 降順
    フィルタとソート設定
    補足
    本記事の最下部からダウンロードいただけるサンプルファイルはサンプルデータの期間内でデータ表示できるよう特定の日付を指定して設定しています。
    サンプルファイルをそのまま実装する場合は上記設定を参考にフィルタを調整してください。

4.スライサーを設定する

スライサーを設定する

スライサー(部門名)

  1. スライサーをページエリアにドラッグ&ドロップで配置し、「売上実績」アプリを選択する
    スライサー(部門)
  2. フィールド設定で「部門名」を選択する
    部門名を選択

スライサー(担当者)

  1. スライサーをページエリアにドラッグ&ドロップで配置し、「売上実績」アプリを選択する
  2. フィールド設定で「担当者名」を選択する
    担当者名を選択nenn

スライサー(複数アプリを紐づけた年月)

  1. スライサーをページエリアにドラッグ&ドロップで配置し、「売上実績」アプリを選択する
  2. フィールド設定で売上日付の中の「年‐月(売上日付)」を選択する
    年月(売上日付)を選択
  3. 同じスライサーに他のアプリの年月の項目を紐づける
    ・同じスライサーを選択したままリボンエリアの「複数アプリと紐づけ」をクリック
    ・+ボタンで項目を追加し、案件管理の見込み時期と予実集計アプリの年月を設定する
    複数アプリと紐づけ
  4. 書式タブのヘッダー設定でスライサーのタイトルを「年月」に変更する
    スライサータイトルの変更
    複数アプリを紐づけたことで表示しているグラフの「年月」の絞り込みが一括で行えるようになりました。

5.ページ名を変更する

ページ名を変更する

ページ名の変更

  1. ページ名をダブルクリックして「営業部門向け」に変更
    ページ名を営業部門向けに変更

ここまでの設定でダッシュボードの作成が完了です。アプリを更新して実行画面での動作を確認してみてください。

サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdashboard-drill/db610-40akinaibugyo-sales-db.zip