610-20 | 他システム
完成イメージ:経費管理ダッシュボード
このダッシュボードでは奉行クラウドから連携したデータをもとに経費管理に利用するダッシュボードを作成します。
データアプリ
予実管理アプリ
- 奉行クラウドから連携したデータを登録するアプリ

補足
勘定奉行クラウドのデータをkintoneに連携するための連携機能が提供されています。本シナリオで使用しているアプリは下記ページ内で掲載されているテンプレートのうち、「予算実績_勘定奉行クラウドアプリ(Zipファイル)」を使用しています。また、連携の概要についても下記よりご覧ください。
https://www.obc.co.jp/landing/kintone_user
掲載データの絞り込みについて
krewDashboardではグラフ配置後に「全体検索」機能を使用してデータアプリから取得するデータを絞り込むことができます。運用にあわせて必要なデータだけを対象に設定してください。

1.複合グラフで各部の年度予算消化状況を確認する

- 複合グラフを配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを選択する
- 右のフィールド設定で次のように設定を行う
・凡例:(年月フィールドを展開して)年
・軸:部門名
※年月フィールドを展開すると上記のサブフィールドが利用できます
・値:予算、実績
※期初:4月1日/期末:3月末日など西暦上は2年にまたがる場合も、ホームタブにて「年度の開始月」を設定することで年度単位でのグラフ集計が可能です。 - 消化率を計算するために次のように設定を行う
・デザインタブから集計フィールドをクリックして各設定を行う
‐名前:消化率
‐数式:実績/予算
・フィールド設定に戻り作成した消化率フィールドを値に配置する
・値フィールドに配置した消化率の 歯車 – 表示形式 – パーセンテージ の順に選択する - 次の手順で設定を行い、消化率を第2軸に設定します。
・「グラフ種類の変更」をクリックする
・達成率の項目を次のように設定する
‐グラフの種類:折れ線
‐第2軸:チェック - 集計データを絞るために次のようにフィルタ設定する
・科目名 =(等しい) 販売促進費、広告宣伝費、交際費
・いずれかの条件を満たすを選択
※経費に関連する科目を設定してください - グラフのタイトルをダブルクリックして、タイトルを「予算消化状況」に変更する
第一営業部から順番に並ぶようソートする
- デザインタブに設定を切り替える
- 「ユーザー設定リスト」にて次の通り設定する
・フィールド:部門名
・リストの項目:第一営業部、第二営業部、第三営業部 - 複合グラフのフィルタ設定を開き、ソートで次のように設定する
部門名 ユーザー設定リスト 第一営業部、第二営業部、第三営業部
※前のステップで作成したリストを選択する
補足
krewDashboardではソート時には文字コード順にソートされます。文字コード順以外の並び順でソートしたい場合にはユーザー設定リストを作成すると任意の順に並べ替えることができます。
縦軸の表示形式を調整する
- 書式タブを開き、ドロップダウンリストから「縦(値)軸」を選択する
- 軸のオプションとして次のように設定する
・主:4000000
・補助:2000000
・最大値:24000000
第2縦軸の表示形式を調整する
- 書式タブを開き、ドロップダウンリストから「第2軸 縦(値)軸」を選択する
- 軸のオプションとして次のように設定する
・主:0.2
・補助:0.09999999999999998
・最大値:2.2
・最小値:0
2.ピボットテーブルで各部の年度予算消化状況を確認する

- ピボットテーブルを配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを選択する
- 次のように各項目に予実管理アプリのフィールドを配置する
・列:(年月フィールドの)年、月
・行:部門名
・値:予算、実績、消化率(1つ前のステップで作成した集計フィールドを使用する)
フィールドの情報を調整する
- 予算のフィールド設定を開き、ボットテーブル上で見やすいように名前の指定を「予算」に変更する
- そのまま「表示形式」を開き、「#,##0,”千円”」と入力して千円単位で表示する
※実績と消化率も同様に設定を進める - 消化率の表示形式を設定する際には書式の設定の手順でパーセンテージ表示となるよう設定する
小計・総計の表示設定
- デザインタブに切り替え下記のように設定する
小計 ー 「小計を表示しない」を選択する
総計 ー 「列のみ集計を行う」を選択する
第一営業部から順番に並ぶようソートする
- ピボットテーブルのフィルタ設定を開き、ソートで次のように設定する
部門名 ユーザー設定リスト 第一営業部、第二営業部、第三営業部
※前のステップで作成したリストを選択する - 同じ画面内でデータのフィルタリングも行う
科目名 次のいずれかと等しい 販売促進費、広告宣伝費、交際費
補足
krewDashboardではソート時には文字コード順にソートされます。文字コード順以外の並び順でソートしたい場合にはユーザー設定リストを作成すると任意の順に並べ替えることができます。
条件付き書式を設定する
- デザインタブから「条件付き書式」を選択し、新規ルールを選択する
- 次のように条件を設定する
・範囲:消化率
・ルールの種類:セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定
・書式スタイル:アイコンセット
・アイコンスタイル:アイコンの順序を逆にするにチェック
・赤アイコンの基準:>=1 値
黄色アイコンの基準:>=0.8 値
※消化率が100%を超える場合は赤アイコン、80%以上の場合には黄色アイコンを表示
設定を行うとこのような画面になります。
3.ピボットテーブルで各部の年度予算消化状況明細を表示する

- ピボットテーブルを配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを選択する
- 次のように各項目に予実管理アプリのフィールドを配置する
・列:(年月フィールドの)年月
・行:部門名、科目
・値:予算、実績、消化率(1つ前のステップで作成した集計フィールドを使用する)
フィールドの情報を調整する
- 予算のフィールド設定を開き、「予算」とピボットテーブル上で見やすい名前に変更する
- そのまま「表示形式」を開き、「#,##0,”千円”」と入力して千円単位で表示する
※実績と消化率も同様に設定を進める - 消化率の表示形式を設定する際には書式の設定の手順でパーセンテージ表示となるよう設定する
小計・総計の表示設定
- デザインタブに切り替え下記のように設定する
小計 ー 「小計を表示しない」を選択する
総計 ー 「行と列の集計を行う」を選択する
第一営業部から順番に並ぶようソートする
- ピボットテーブルのフィルタ設定を開き、ソートで次のように設定する
部門名 ユーザー設定リスト 第一営業部、第二営業部、第三営業部
※前のステップで作成したリストを選択する - 同じ画面内でデータのフィルタリングも行う
科目名 次のいずれかと等しい 販売管理費、広告宣伝費、交際費
補足
krewDashboardではソート時には文字コード順にソートされます。文字コード順以外の並び順でソートしたい場合にはユーザー設定リストを作成すると任意の順に並べ替えることができます。
条件付き書式を設定する
- デザインタブから「条件付き書式」を選択し、新規ルールを選択する
- 次のように条件を設定する
・範囲:消化率
・ルールの種類:セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定
・書式スタイル:アイコンセット
・アイコンスタイル:アイコンの順序を逆にするにチェック
・赤アイコンの基準:>=1 値
黄色アイコンの基準:>=0.8 値
※消化率が100%を超える場合は赤アイコン、80%以上の場合には黄色アイコンを表示
設定を行うとこのような画面になります。
4.各部門の利用予算構成比を表示する
第一営業の構成比

- 積み上げ横棒グラフを配置し、データアプリに「予実管理アプリ」を選択する
- 次のようにフィールドを設定する
・凡例:科目名
・値:実績 - 次のようにフィルタ設定する
部門名:第一営業部
科目名: 次のいずれかと等しい 広告宣伝費、交際費、販売管理費 - グラフのタイトルを「第一営業部構成比」に変更する
- グラフの軸を次のように変更する
書式タブを開き、ドロップダウンリストから「縦(値)軸」を選択する
軸のオプションとして次のように設定する
・主:5000000
・補助:2500000
・最大値:25000000
その他の部門の構成比の作成方法
- 第一営業部のグラフを右クリックして「コピー」を選択する
- ダッシュボードのグラフが配置されていないエリアで→クリックして「貼り付け」を選択する
- 第二営業部の情報が表示されるようフィルタを調整する
- グラフのタイトルを第二営業部にあわせて変更する
※第三営業部についても同様の手順でグラフを作成する
5.実績比率を表示する

- 縦棒グラフを配置し、データアプリに「予実管理アプリ」を選択する
- 次のようにフィールドを設定する
・凡例:科目名
・軸:部門名
・値:実績 - 次のようにフィルタ設定する
部門名:第一営業部
科目名: 次のいずれかと等しい 販売促進費、交際費、広告宣伝費 - 前のステップと同じ画面上でソートの設定を行い第一営業部から順番に表示する
部門名 ユーザー設定リスト 第一営業部、第二営業部、第三営業部
※前のステップで作成したリストを選択する - グラフのタイトルを「実績比率」に変更する
6.データを深堀するためのスライサーを設定する

部門分析用
- スライサーを設定する
- データアプリに「予実管理」アプリを設定する
- 絞り込み用の項目に部門名を設定する
- スライサーのソート設定を開き、次のように設定する
部門名 ユーザー設定リスト 第一営業部、第二営業部、第三営業部
※前のステップで作成したリストを選択する
科目分析用
- スライサーを設定する
- データアプリに「予実管理」アプリを設定する
- 絞り込み用の項目に次の通り設定する
科目名 次のいずれかと等しい 広告宣伝費、販売促進費、交際費
ドリルスルー先の一覧を設定する
krewDashboardでグラフの要素をクリックすると、要素を構成するデータを表示することができます。(ドリルスルー)この時、アプリ内のどの一覧にしたいか設定するために次の手順で設定を行います。
- ホームタブで「レコードの表示の一覧」をクリックする
- ドリルスルー時に表示したい一覧を選択する
また、krewSheetを設定した一覧に遷移するとより視覚的にデータを確認することができるようになります。
krewSheetの一覧の作成方法はこちらよりご覧いただけます。
https://krewsheet-drill.mescius.jp/entry/drill-bugyo-expense/
サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdashboard-drill/db610-20_drill-bugyo-expense.zip