610-10 | 他システム
完成イメージ:売上分析ダッシュボード
このダッシュボードでは奉行クラウドから連携したデータをもとに売上分析に利用するダッシュボードを作成します。
データアプリ
予実管理アプリ
- 奉行クラウドから連携したデータを登録するアプリ

補足
勘定奉行クラウドのデータをkintoneに連携するための連携機能が提供されています。本シナリオで使用しているアプリは下記ページ内で掲載されているテンプレートのうち、「予算実績_勘定奉行クラウドアプリ(Zipファイル)」を使用しています。また、連携の概要についても下記にてご覧ください。
https://www.obc.co.jp/landing/kintone_user
掲載データの絞り込みについて
krewDashboardではグラフ配置後に「全体検索」機能を使用してデータアプリから取得するデータを絞り込むことができます。運用にあわせて必要なデータだけを対象に設定してください。

1.ナンバーで可視化する

予算
- ナンバーをグラフエリアにドラッグ&ドロップで配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを選択する
- 予算を値に配置する
- 値だけを表示するために次のように設定する
・右側に表示される設定のタブを「書式」に切り替える
・比較方法を「値」に変更する - フィルタとソート設定で次のように設定する
・科目名 =(等しい) 売上高
※その他運用に合う条件を設定してください - グラフのタイトル部分をダブルクリックしてタイトルを「予算」に変更する
- 必要に応じて文字の色や大きさを変更する
全社売上
- ナンバーをグラフエリアにドラッグ&ドロップで配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを選択する
- 実績を値に配置する
- 値だけを表示するために次のように設定する
・右側に表示される設定のタブを「書式」に切り替える
・比較方法を「値」に変更する - フィルタとソート設定で次のように設定する
・科目名 =(等しい) 売上高
※その他運用に合う条件を設定してください - グラフのタイトル部分をダブルクリックしてタイトルを「全社売上」に変更する
- 必要に応じて文字の色や大きさを変更する
2.ゲージで達成率を可視化する

- ゲージを配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを設定する
- 予実管理アプリのフィールドをそれぞれ次のように設定する
・目標値:予算
・値:実績 - 実績のフィールド設定を開き、表示形式 ー ユーザー定義 にて「#,##0,千円」と設定する
- 右側に表示されている設定を書式に切り替える
- ドロップダウンリストから「ナンバー」を選択して次のように設定する
・比較方法:値の比率
・最大値:150
・中間終了:100
・中間開始:50
※上記を満たす場合の色も任意で設定する - 右側に表示されている設定タブを「フィールド」に切り替える
- プロジェクト別の状況を見たいので、フィルタとソート設定で次のように設定する
・科目名 =(等しい) 売上高 - グラフのタイトルをダブルクリックして、タイトルを「達成率」に変更する
3.複合グラフで月別の予実状況を可視化する

- 複合グラフを配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを選択する
- 次のようにフィールドを設定する
・軸:年、月
※年月フィールドを展開すると上記のサブフィールドが利用できます
・値:予算、実績 - 達成率を計算するために次のように設定を行う
・集計フィールドをクリックして各設定を行う
‐名前:達成率
‐数式:実績/予算
・作成した達成率フィールドを値に配置する
・値フィールドに配置した達成率の 歯車 – 表示形式 – パーセンテージ の順に選択する - 次の手順で設定を行い、達成率を第2軸に設定します。
・リボンエリアのデザインタブから「グラフ種類の変更」をクリックする
・達成率の項目を次のように設定する
‐グラフの種類:折れ線
‐第2軸:チェック - 集計データを絞るために次のようにフィルタ設定する
・科目名 =(等しい) 売上高 - グラフのタイトルをダブルクリックして、タイトルを「売上予実」に変更する
軸の表示形式を調整する
- 書式タブを開き、ドロップダウンリストから「縦(値)軸」を選択する
- 軸のオプションとして次のように設定する
・主:10000000
※その他の項目は主を設定する際に自動で値が変更される
・書式:#,##0,千円
基準線を設定する
達成率の100%のラインに基準線を引く
- 次の手順で基準線を設定します
・デザインタブで「グラフ要素を追加」-「基準線」-「定数」をクリックする - 画面右側に基準線の設定項目が表示されるので、次のように設定する
線の色:緑(お好みの色を設定する) - ・設定項目内のアイコンをグラフマークに切り替えて、次のように設定する
軸:第2軸
値:1
達成率の50%のラインに基準線を引く
- 次の手順で基準線を設定します
・デザインタブで「グラフ要素を追加」-「基準線」-「定数」をクリックする - 画面右側に基準線の設定項目が表示されるので、次のように設定する
線の色:黄色(お好みの色を設定する) - ・設定項目内のアイコンをグラフマークに切り替えて、次のように設定する
軸:第2軸
値:0.5
4.ピボットテーブルで月単位部門別の予実明細を可視化する

- ピボットテーブルを配置する
- データアプリに「予実管理」アプリを選択する
- 次のように各項目に予実管理アプリのフィールドを配置する
・列:(年月フィールドの)年、月
・行:部門名
・値:予算、実績、達成率(1つ前のステップで作成した集計フィールドを使用する) - 予算フィールドのフィールド設定を開き、表示形式で「#,##0,千円」と設定する
- 実績フィールドのフィールド設定を開き、表示形式で「#,##0,千円」と設定する
- 達成率フィールドのフィールド設定を開き、表示形式で「パーセンテージ」と設定する
条件付き書式を設定する
- デザインタブから「条件付き書式」を選択し、新しいルールを選択する
- 次のように条件を設定する
・範囲:達成率
・ルールの種類:セルの値に基づいてすべてのセルを書式設定
・書式スタイル:アイコンセット
・緑アイコンの基準:>=1 値
黄色アイコンの基準:>=0.8 値
※達成率が100%を超える場合は↑アイコン、80%以上の場合には→アイコンを表示 - さらに達成率が100%以上の場合にセルの背景色を緑にするため再度新しいルールを設定する
・範囲:達成率
・ルールの種類:指定の値を含むセルだけを書式設定
・書式設定:セルの値 次の値以上 1
・書式の設定-背景色:緑
設定を行うとこのような画面になります。
第一営業部から順番に並ぶようソートする
- デザインタブに設定を切り替える
- 「ユーザー設定リスト」にて次の通り設定する
・フィールド:部門名
・リストの項目:第一営業部、第二営業部、第三営業部 - ピボットテーブルのフィルタ設定を開き、ソートで次のように設定する
部門名 ユーザー設定リスト 第一営業部、第二営業部、第三営業部
※前のステップで作成したリストを選択する
補足
krewDashboardではソート時には文字コード順にソートされます。文字コード順以外の並び順でソートしたい場合にはユーザー設定リストを作成すると任意の順に並べ替えることができます。
4.部門別にデータを深堀するためのスライサーを設定する

- スライサーを設定する
- データアプリに「予実管理」アプリを設定する
- 絞り込み用の項目に部門名を設定する
部門名を一から順番に表示するために次のように設定する
- スライサーのソート設定を開き、次のように設定する
部門名 ユーザー設定リスト 第一営業部、第二営業部、第三営業部
※前のステップで作成したリストを選択する
ドリルスルー先の一覧を設定する
krewDashboardでグラフの要素をクリックすると、要素を構成するデータを表示することができます。(ドリルスルー)この時、アプリ内のどの一覧にしたいか設定するために次の手順で設定を行います。
- ホームタブで「レコードの表示の一覧」をクリックする
- ドリルスルー時に表示したい一覧を選択する
また、krewSheetを設定した一覧に遷移するとより視覚的にデータを確認することができるようになります。
サンプルファイルのダウンロードはこちら
https://download.krew.mescius.jp/study/krewdashboard-drill/db610-10_drill-bugyo-sales-analytics.zip